もう、3月ですね~
時が経つのは本当に早い・・・
だからこそ、着実に頑張らねば。
今日のぼやきは…
津南町への暮らしは5年がすぎ、2度の大雪を経験してもう雪にも津南町の生活リズムに慣れてこれから津南町に暮らし続けるために動きだしている今日この頃。
今年も大活躍だった「除雪隊」への思いを今日は綴りたいと思います。
私がそう思ったのは津南町に引っ越して2年目のこと。
コロナ禍で地域おこし協力隊の活動も制限される中、2020年12月初雪で大雪という年がありました。
雪はまだかな?まだかな?と待ちわびていた12月14日。
前日まで田んぼの土が見えていたのに一日であっという間に1m越えの大雪に景色は一気に真っ白になりました。
千葉に住んでた頃には想像できないできごとに「津南町の本気ってこれか…。」と、あっけにとられていました。
ほどなく、我が家の前にもブルドーザー(ブル)の早朝除雪が始まり、住宅の真横を大きな重機が何度も往復して、ひざ上まで積もった雪をあっという間に片づけていきました。
津南町の冬ってこんな感じなんだなーと、豪雪地のすごさを感じ、なんとなくかっこいいなーと思っていました。
そんな声をかけてもらったのは翌年の3月。
津南町には大きな雪室が3つあり、積もった雪を溶けないうちに雪室へ入れて次の冬まで冷房設備がなくとも年間通して4度ほどをキープできるというめっちゃ自然に優しい施設です。
そこに雪を入れるというのでぜひ見学したいとお邪魔すると想像以上の光景が目の前にありました!
夏は駐車場などになっている広い敷地の屋外から、雪室の扉めがけてロータリが雪を飛ばしているではありませんか!
さらに連係プレーでブルが雪を運び、2mほど積もっていた雪が次々と雪室の中へ投げ入れられていきます。
こんな重機でこの扉めがけて、雪を入れている!
構内(屋内)でブルが雪を押している!
こんなダイナミックなことを津南町は当たり前のようにこなしているのか!!
と、驚きと感動で時間を忘れて、除雪車を見ていました。
雪室の外から雪を投げ入れる除雪車
雪室の中から見たロータリの投雪
それからというもの、冬になれば除雪車の音で明け方に目を覚まして除雪作業を見たり、
道路や駐車場で除雪車も見かければ、写真を撮ったりと、アイドルの追っかけのように冬を楽しみにしていました。
津南町に住むようになり、農業用のトラクターやコンバイン、田植え機などおかげさまで一通り乗せていただける機会をいただき、働く車両のカッコよさを感じていました。
ある時、除雪隊の人手不足を耳にしました。
私は、こんなにかっこいい仕事がなぜ人手不足なのか?と思ってしましましたが、仕事の内容を知ると雪が降れば2時ごろから除雪にでて、雪が多ければ終わるのは18時になることもある過酷なお仕事でした。
しかし、雪国の暮らしは今やこの除雪隊なくしては生活できませんし、除雪隊のおかげで冬も困ることなく買い物に行ったり、仕事に行けたりすると思えば本当に大切な仕事です。
色々と話を聞いたりすればするほど、私の中で一つのキモチが沸々と湧き上がってきました。
「除雪隊の仕事をしてみたい」
調べていくと除雪車は大型特殊車両で大特の免許があれば除雪隊の助手にはなれることがわかり、
もし万が一、今の仕事ができなくなったり、なくなったらいつか除雪隊になれるように免許だけでも取っておこう!
と、興味本位と大特を運転したい!という気持ちで昨年、十日町自動車学校にて免許取得をしてきました!
大型特殊の教習車両
その時はもしかしたら、除雪車に乗れるかな~?楽しみだな~♪とちょっと浮かれ気分でした。
町の除雪隊管轄のところへ「大特取ったから声かけてください!」なんて言ってみたり、
インスタに「除雪隊になりたい!」なんて書いてみたり~正直はしゃいでいましたね~(^▽^;)
でも、実際はそう簡単ではありません。
大型特殊を取ってもすぐに運転・作業ができるわけではなく、除雪車講習や経験実績を積むというノルマがあります。
また、ロータリは左ハンドルで視界もシュートや雪庇切りのせいで大変見にくい。
そんな中道のギリギリを除雪しているところを見ると職人業だし、こんなの楽しみ半分でやっちゃいけない!と、はしゃいだ自分に後悔しました。
ただ、そんな大変で厳しい仕事を垣間見たにも関わらず、私自身の心は変わらず「それでも除雪隊になりたい」そう思っていました。
今年の除雪隊の仕事もひと段落してきたところですが、私は今後に向けて
「どうしたら、除雪隊の仕事やそれ以外の仕事を両立できるのか?」
「どうしたら、私のように除雪隊に入ってくれる・興味を持ってくれる人がいるのか?」
を考えながら、やりたいことの実現に今年は邁進していきたいと思います。
緑のロータリに乗れるその日まで。
農道を除雪して道を割るロータリ