津南町は言わずもがな、日本屈指の豪雪地帯です。
よく、積雪量ランキングが冬の天気予報で出ますが、津南町は大体3位くらい。
ただ、上位の市町村を見ると観光地だったり、めっちゃ山の中だったり、人が住んでいない場所が多いです。
というか、正直なところ雪が多すぎて住めないんです。
先週ニュースになった新潟の大雪は、いつもそんなに降らない場所に一気に津南町クラスの雪が降ったからあんなことになってしまったんですが、豪雪地帯には豪雪地帯なりの装備、設備がもともと備わっているので、問題なく生活できるようになっているのでご安心ください。
そこで、私が思った「津南町で冬に本当に必要だったもの」を3つ紹介したいと思います。
まずはシャカシャカしたフード付きの上着。
ポイントは「撥水もしくは防水加工」それと「フード付き」
皆さん、雪国だからあったかい格好することは頭にあるんですが、何が大切かというと
「雪降る中、外で作業する」
ということなんです。
想像してください…雪降る中、雪かきする…、傘を差しながら雪かきはできません。
車を止めてお買い物…ほんの10分で10cmちょっと降ることなんてざらにあります。
結局雪を払わないと車も出せません。
そんな時、撥水加工のないコートだとびちょびちょになりますし、
フードがないと襟から雪が入ってきてすごく冷たい思いをします。
2つ目は石油ストーブ(コンセントがいらないもの)!
これは今年特に必要だと感じました!そして、津南町でも売り切れ続出でした!
「え!?エアコン無いの??」
「ファンヒーターとかで良くない?」
と思われますが、上の2つはどれも停電になったら使えません。
雪が急にいっぱい降ると電線や周辺の木々に雪が積もります。
ただ積もるだけなら大丈夫なんですが、雪の重みで断線したり、倒木で電線が切れてしまうことがまれにあります。
ひと昔前だと石油ストーブが当たり前にあったんですが、今は時代の流れで津南町でもオール電化の家が増えています。
そんな新しい家が今年の大雪で長い人は5日近く停電で暖房器具、それ以外の家電製品が使えない事態となりました。
確かにオール電化の方が高気密で光熱費も抑えられますし、家の前に灯油タンクを置くなんてこともしなくていいのですが、豪雪地帯ですから、何かの時に一台もっていると安心して冬も過ごせますね。
では、最後一番必要!?と言っても過言ではないのが
「長靴」です!!!
これは、津南に来て一番必要だと感じました!!
なぜかというと、冬の津南町は道路や軒先が水浸しになるからです。
北海道や長野県ではありえないことですが、津南町では
水によって雪を消します。
消雪パイプって一度は聞いたことあるかもしれませんが、新潟県の主要な道路には消雪パイプという雪消し用の水を流す設備があります。
これのおかげで、豪雪地帯に住んでいても車は通れるし、家の周りの雪かきも楽になります。
なので、四六時中足元はびしょびしょ。
こっちに来た時にスノーブーツを履いていきましたが、雪対策よりも防水対策の方が大切だとものすごく思いました。
ちなみに、丈の長いものをお勧めします。
消雪パイプが噴水みたいになっているところもあるのでショートのレインブーツだと裾が大変なことになりますよ。
ホームセンターには温かい裏起毛の長靴など、様々な種類を取り揃えておりますので、ぜひご購入下さい。
以上、私が思った「津南町で冬に本当に必要だったもの」でした。